音楽学校の名門で県下でも有名なお嬢様学校である竜胆女子学院で臨時の用務員を務めている主人公・渋澤龍一。
 初体験時の失敗から肉体と精神力をとことんまで鍛え、人並み以上の精力と回復力を身につけたが、初体験の失敗がトラウマになったのか女性の前で勃起する事が出来なくなってしまい、それ以来、女性が身につけた制服や下着などを手に入れ、それらを使って妄想を膨らませ、自慰行為を繰り返す変態となっていた。


 そして、今回クラシカルなデザインのブレザーが有名な竜胆女子学院の制服を手に入れようとして用務員に応募、運良く採用されたが、試用期間中女性に対し卑屈になってしまう態度や、過大な妄想癖、また不気味な容姿、意味なく学院内を徘徊する姿から、竜胆女子学院の用務員に相応しくないと判断され、さらに理事長を父に持つ男性教師に逆らった事で恨まれ試用期間いっぱいで解雇される事が決定する。
 せっかく制服目当てで応募して、まだ何もしていないのに、何故なんだと、あまりの処遇に憤慨する主人公。

 そこへ、「百合の姫」と呼ばれる女学生・東海林碧から声を掛けられる。
 自分に声を掛けてくる女学生を怪訝に思いつつも、主人公が解雇される訳を話して謝って来る碧に欲望丸出しに見ながら応対していると、不意に股間が熱くたぎり、初体験以来成し得なかった、生身の女性を相手にした勃起をする。
 自分でも驚きを隠せず、また同時に感動、興奮する主人公。
 そして、この奇跡をもたらした碧を高ぶる気持ちのまま、犯し、性奴へと堕とす。


 夢想し続けていた女性との合体を遂に実現した主人公は、どうせ後1ヶ月しかいられないならこの女子学院の中でも最高の女子学生を自分の性奴にしてやろうと、奮起する。



竜胆女子学院について(舞台設定より)

創立70年の歴史ある音楽学校。元々は地元カトリック系教会の聖歌隊育成を前身として発足された音楽学校で、ただ音楽知識を身に付けるのみならず、淑女としての礼節や振る舞い、たしなみも同時に学ばせられる、淑女育成学校でもあった。
そういう気風は、時代の移り変わりと共に教会から離れてしまった現在においても、学院の本質として残り、その教育方針は当時のまま、純然と受け継がれている。
その為、音楽を目指す者だけでなく、お嬢様としての躾を受ける為に入学する者も少なくない。そのような純粋清楚な少女達が集う乙女の園である。
特色として目立つのは生活面ばかりではなく、学業面も優秀で、県下有数の進学校としてその名を馳せている。
特に音楽学校としては日本で最高峰と賞され、音楽学部の卒業生の、98%以上が音楽大学へ進学・本場海外へ留学などしている。それ故、音楽を目指す学生の登竜門的学校とされている。
その授業内容は、学生が取得したい技能によって学課・専攻が細分化されており、その中で徹底した個別レッスンや、大学並みの施設を利用した高度な技術を学べ、音楽科としての基礎知識から技術まで充分に身につける事が出来るカリキュラムとして高い評価を得ている。
しかし、反面、厳しい授業についてこられず、毎年少なくない脱落者が出ており、それらの学生は他校へ転校、あるいは普通学部への転科などして、卒業時には、在学生が入学時の半数にまで減ると言われている。
このような厳しい指導環境と、そして、伝統を背負っているという学生達の自負から、普通学部の一般学生達は、音楽学生に崇敬と憧憬を抱いている。
特に音楽学部の各学課・専攻の中で最も優秀な学生は、その学課・専攻をまとめる代表として立てられ、海外留学や、音楽大学への推薦、有名音楽団の練習に参加できる、など様々な特権が与えられている。
その代表者を学生達(音楽・普通問わず)は『姫様』と呼んで敬っており、また、そう呼ぶ事が学院での伝統となっている。